海底47mは実話なのか?海底の世界観を調べてみた

バカンスで訪れたメキシコ。

そこで仲良くなった男性に誘われて、シャークウォッチングをした美女2人。

楽しい思い出となるはずが、ケージと船をつなぐクレーンが壊れて海底47mに落っこちてしまうというこの映画。

もうご覧になったでしょうか?

 

僕もこの記事を書くちょうど1週間前に観ました。

そしてサメ映画あるあるとして、

「この映画ってもしかして実話を元にして作られた作品なのだろうか?」

という疑問。

 

 

先に結論を述べておくと、海底47mは実話ではありません。

フィクションです。

 

ただ映画を観て気になる点がたくさん出てきました。

  • 1時間以上も海底47mで救助を待ち続けることは可能なのか
  • 海の底はどれくらい過酷な環境なのか?

実際に起こってもおかしくない内容なのかどうか?

それとも嘘ばっかりで現実味の無い話なのか?

そこら辺を僕がリサーチして今回記事にまとめてみました。

 

深海の世界の過酷さに興味のある人はちょっと読んでいってみてください!

 

海底47mは実話を元にして作られた映画ではない

まず前提。

サメは映画で描かれているほど人を好んで食べる生き物ではありません。

 

もちろん人を襲う場合もあるし、サメの種類によっては攻撃的なヤツもいるそう。

(たとえばオオメジロサメとか)

 

ただし人間を主食としているわけではないのです。

  • 普段見慣れない生物が海の中にいたから怖くて攻撃を仕掛けた
  • 海面でサーフィンをしている人をアザラシを見間違えた

といったケースが多いのだそうです。

 

もちろん1ヵ月以上何も食べていないサメに近づくと、人間なんて泳ぎの遅い新鮮なお肉に見えているのかもわかりませんが。。。

・・・なので実際に海を泳いでいるサメは、映画のように人間を執拗に追い回すようなことはまずありません。

 

そして映画内で描かれているように、海底50m付近で人が1時間以上も救助が来るのを待ち続けることは不可能なことなのです。

海の中は異世界

海の中は人間にとっては異世界そのもの。

下に行けば行くほど、暗くて寒くて水野力が支配する世界に。

きちんとした装備や、ダイビングのスキルも無しに素人の人間が深いところまで潜るというのはとても危険です。

 

水深200mを超える辺りから”深海”と呼ばれ、太陽の光の届かない場所です。

 

水深10,000mなんか同じ地球の中なのにまるで別世界です。

  • 真っ暗闇で視界ゼロの暗黒世界
  • 水温2℃前後という極寒
  • 魚はおらず微生物やクラゲだけがいる世界

 

もし仮に深海6,000mまで潜ったとすると、指先にゾウ1頭乗るほどの圧力がかかるほどなのだそうです。

水深10,000m以上潜ることができる潜水艦の数は限られています。

我々人間にとっては、まだまだ道の世界です。

参考サイト「深海とは – 国際海洋環境情報センター(GODAC)」

 

海底10,000mと比べると、50mくらい大したことないと侮るなかれ。

一般のダイビングでも30mを超えたら危険なラインとされています。

50m…100m…潜っていくとなると、特別な訓練が必要なのだそうです。

 

水深50m付近の水温

メキシコの海なら水温20℃くらいはあるのではないでしょうか?

海面から50mくらいなら、せいぜい水面付近との温度差はせいぜい5℃前後。

 

落ちたらすぐ凍え死んでしまうほどの極寒ではありません。

 

とはいっても寒いのは寒いです。

5℃の変化って結構大きいし、秋になって気温が20℃を下回るとニットを羽織ったりしますよね。

ウェットスーツを着ていたとしても、長いこと留まっていては、体力も削られることは間違いありません。

 

水深50m付近の生き物

50m程度なら磯釣りに来たおっさんたちの獲物となる魚がいっぱい泳いでいる水深です。

サバや鯛もいれば、フグにボラにアジにカワハギとなんでもござれ。

 

そして当然のごとくサメも泳いでいます。

 

他にも出くわしたら危険な生物だとクラゲなんかもいますよね。

洒落にならない毒とか持っているクラゲもいます。

もしも海底でクラゲの大群に出くわしたらと思うと、逃げ場なさ過ぎて怖いです。

ケージの中にも普通に侵入できます。

(映画内では描かれていませんでしたが)

 

水深50m付近の水圧

そしてもう1つ海の恐ろしさを上げるとすれば、”水圧”です。

海は下の方に泳げば泳ぐほど水圧がどんどん強くなっていきます。

 

人間の体は陸で生きるために特化して進化してきているので、あまりにも深いところに潜りすぎると体が持ちません。

ペシャンコになってしまいます。

(アンコウなど深海の魚の体がドロドロで顔がつぶれている理由は、その強力な水圧に耐えるための進化を遂げてきたため)

 

ダイバーが背中に着けているタンクも、空気を満タンに入れたらきっかり1時間持つわけではないのです。

海面に近い位置で泳ぐと水圧が低いからエアは長時間もちます。

一方で水圧の高い海底の方だとエアの減りも早くなってしまいます。

 

水深が深くなればなるほどエアの消費量は多くなり、長く水中内で活動することはできません。

海面から大して深くない深度で潜水するのであれば40分。

水深50mだとエアが無くなるまで15分とかではないでしょうか?

 

なので映画のようにあれほどキャーキャー泣き叫んだらあっという間に無くなってしまうし、長時間海底にとどまっておくことは、現実には不可能です。

窒素中毒について

映画内では潜水病と表現されていたのが、この窒素中毒のことです。

長時間のスキューバ―ダイビングは窒素中毒のリスクが伴います。

 

また海の底から急激に海面に向かって上昇しようとすると、気圧は急激に上がります。

すると血液中に溶けていた窒素や酸素が気泡になり、血管を詰まらせてしまうおそれがあるのです。

 

もし窒素中毒になったらどうなるのかというと、映画中リサがなっていたように、お酒に酔っぱらったような状態になります。

  • 手足の痙攣
  • 気分の高揚
  • 幻覚が見える

といった症状が現れるのです。

 

スキューバダイビングをするときは必ず2人組でやるという理由の1つでもあります。

 

海底47mは実話かについてのまとめ

そんなわけで映画『海底47m』はフィクションだったわけですが、実際の自然界の法則から見るとあり得ない設定が施されているわけですね。

僕はその辺は大して気にも留めず観ていたのですが、映画レビューなんかを見ていると、プロの潜水の人から「ひどい映画だ!」とこき下ろすようなコメントも書き込まれていました。

まぁ個人の意見なので何とも言えませんが。

 

でもこういう映画は実際には存在しない作り物なんだと思って観るからおもしろのです。

割り切りの気持ちを持って観るから没頭できるのだと思います。

 

『海底47m』は上映時間90分あるうち、約80%は海中の中だけでストーリー展開がされる異色のサメホラーです。

もしまだ見ていないなら、1度見てみてはいかがでしょう?

PS.

僕が海底まで潜ったわけではありませんよ?(笑)

そこらへん勘違いしないようにっ!

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